AI顔認証機能の概要

目的

AI顔認証機能は、主に以下の点でとても便利です。

  • 大人数での利用
  • 不正打刻を防ぐ

大人数での利用

ペンギンタイムカードは使いやすさを追求し、自分の名前をタップするだけで打刻できる仕組みを採用しました。
おかげさまで数百のお客様にご利用いただいています。

一方、スタッフの人数が多い場合、画面をスクロールして自分の名前を探す手間がありました。

顔認証機能を採用することにより、何十、何百人であっても画面をスクロールする必要がないため、大人数でもご利用いただけます。

不正打刻を防ぐ

使いやすさと引き換えに、理論的には他の人のボタンも押せてしまうという問題がありました。
我々のヒアリング調査では、クリニックなど10人未満の小規模企業などほぼ毎日同じスタッフが出勤する場合は、誰が出社しているかを把握できており、他の人のボタンを押せたとしても特に問題はありませんでした。実際、紙ベースのタイムカードの場合、他の人の分も打刻できてしまいますが、特に問題は起きておりませんでした。

しかし、人数が多い場合や、パート勤務が多い場合などは、各人の出勤状況を把握するのが難しくなります。
そういった場合にきちんと本人が打刻したのかどうかをチェックするために、顔認証機能は有用です。

顔認証を使って打刻した場合、打刻時間は青文字で表示されます。ボタンを押して打刻した場合には黒文字で表示されます。管理者は、スタッフがきちんと顔認証をしているかを目視で確認できます。

また、名前のボタンを表示せず、顔認証のみ認めることもできます。その場合、他の人のボタンは押せなくなりますので、不正打刻はより少なくなります。ただし、顔認証がうまくいかない場合など、イレギュラーな場合に打刻するすべがなくなるという問題が発生します。

プライバシーについて

顔写真は誰にも閲覧されず、どこにも保存されません。

我々はユーザーのプライバシーをとても重要と考えています。
顔認証のため、最初に顔写真の登録が必要となります。通常はその顔写真と実際の顔を照合するわけですが、当アプリの仕組みでは顔写真はどこにも保存しません。
顔写真を登録すると、AIは瞬時に「特徴量」という機械にしか読めないデータに変換します。そしてその特徴量のみを保存します。照合の際にはこの特徴量を使って照合します。そのため、どこにも写真が保存されることはありません。
また、すべてのプロセスはアプリおよびAIサーバー内のプログラムによって行われるため、誰かが写真を閲覧することはありません。

なお、プライバシーポリシーの第6条にも記載しております。

設定方法

設定方法の詳細はこちらのマニュアルをご参照ください。