機能

ブルー版の機能はこちら→

1. 機能的特徴

すべてのOSで動作

オレンジ版はiOSのみならずAndroid、Windows、Webでも動作します。今までiPadを購入しないといけませんでしたが、以下のような端末も使えますね。

  • アンドロイドタブレット
  • 使わなくなったパソコン
  • 使わなくなったスマートフォン

クラウドでデータ同期

データはすべてクラウドにも保存されます。iPadで入力したデータをすぐにWEBで確認したり、複数の店舗のデータを集計したりできます。

また、端末を買い替えたりしても最新データにアクセスできますので安心です。

2. ケース別

店舗・オフィス

  1. 入り口に端末を置きます
  2. 出勤、退勤のときにボタンをタップします
  3. 月末には自動的に集計されています

店舗に端末を置くだけです。
経営者、人事担当者は自身のパソコンやスマートフォンから結果を確認することもできます。

在宅ワーク

  • 自分のパソコン、スマートフォンからボタンをタップします

新型コロナの影響で在宅ワークをする方も増えてきました。オレンジ版では、各個人にアカウントを発行することができます。個人は自分のデータしか参照することができません。
在宅ワークの方に個人アカウントを付与すれば、各個人がスマホやパソコンでボタンを押すだけで、管理者は自動集計できます。

屋外勤務

  • 自分のスマートフォンからボタンをタップします

現場監督や営業マンなど、屋外で勤務する人もスマートフォンアプリで記録できます。
当アプリでは、各個人にアカウントを発行することができます。個人は自分のデータしか見ることができません。
個人アカウントを発行すれば、オフィスに来ることなく、出勤、退勤の時刻が記録できます。

管理者

  • 管理者アカウントでログインします
  • 勤務時間、残業時間を確認します
  • 必要に応じてエクセル、PDFをダウンロードします。また人事部や社労士にメールで送ることもできます。

クラウドなので離れた場所からデータの確認ができます。端末はパソコン、スマートフォンどちらでも大丈夫です。
毎月の集計、計算業務を削減します。

3. 主な対象業種

クリニック

当初、クリニックでの利用を想定して当アプリを開発しました。クリニックではスタッフが数名から十数名のことが多く、目が届くため本人認証も不要でした。世の中のアプリには高機能なものが多く逆に分からないという声をいただいていました。

当アプリは使いやすさを重視し、一番の課題である「記録」と「集計」機能を充実させました。
クリニックのお客様にはちょうどいいタイムカードになっていると思います。

美容室

美容室でも多くご利用いただいています。通常10名以下くらいの美容室が多いと思いますが、経営者の目が届く範囲なので本人認証までは必要なく、ボタンを押すだけで集計できる点がニーズに合っているようです。

飲食店

飲食店で多くご利用いただいています。15人くらいまでの規模でしたらそのままお使いいただくのがよいかと思いますが、パートを合わせて15人以上いるような場合は、「マカロニペンギンプラン」(従量プラン)がおすすめです。

また、複数店舗をお持ちの方も対応しています。このアプリでは各店舗のことを「オフィス」と呼び、オフィスはいくつでも追加できます。
また、あるスタッフがA店とB店を掛け持ちしている、時々ヘルプに行く、というような場合でも対応しています。

小規模企業

一般企業のオフィス内でご利用いただけます。たとえば数人から50人くらいの規模の会社であれば、ICカードなどを使わなくても出退勤管理できることが多いと思います。

実際数人から数十人規模の会社の中でご利用いただくケースも多くあります。

パソコンに向かう業務の方であれば、各自のパソコンから入力してもらうのもよいかと思います。

塾、幼稚園など

実は塾や習いごとの教室などでのご利用も多いです。先生が複数名いる場合に、先生の勤務時間を計算するためにご利用いただいています。

また、幼稚園でも主に先生の出勤管理にご利用いただいています。

生徒さん向けの記録に使いたいというニーズもあるようですが、厳密にはそのような使い方を想定して設計してはおりません。ただ、何月何日に誰がどれくらい滞在した、という記録という意味ではそのまま使えるかもしれません。

追加機能の要望などあればお気軽にお問い合わせください。前向きに検討させていただきます。

チェーン店

オレンジ版のひとつの特徴として、「複数店舗」(オフィスと呼んでいます)の管理があります。複数の店舗での出退勤をまとめて管理できつつ、各店舗の端末にはその店舗のスタッフしか表示されないようにしています。

店舗の店長などには「マネージャー」として権限を与えることができます。マネージャーはその店舗のスタッフの管理ができます。他の店舗のスタッフなどは見ることができません。

チェーン店のように、多くの店舗を抱えるお客様には最適なソリューションです。

QRコードなど、本人認証が必要な場合は、別途お問い合わせください。

工場

一部、工場でのご利用もございます。工場ではICカードなどを持ち歩くのが難しい場合もあり、名前をタップするだけの当アプリが適しているケースがあります。タブレット端末であれば、特にケースなどをつければ手が汚れるような職種でも使いやすいかもしれません。

現時点では顔認証などの本人認証機能はあえて付けておりませんが、ご要望などございましたらお気軽にお問い合わせください。

その他

上記は一例ですので、その他の業種の方でもお使いいただける場合がございます。

もしご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

中規模企業向けソリューション

チェーン店、パート従業員の多い業種などには、個別にご相談に応じています。たとえば、QRコードの認証を入れたい、顔認証を入れたいなど、個別のご要望にも対応いたします。

また、人数が多い場合の割引価格をご提示する場合もあります。

その他、初期設定のサポート、要件を満たしているかわからない場合など、個別の質問にも丁寧にお答えさせていただきます。
ぜひお気軽にお問い合わせください。

4. 機能詳細

計算

丸め計算

ペンギンタイムカードには自動丸め機能がついています。
一般的に、出勤時は切り上げ、退勤時は切り捨てにて、5分単位、10分単位などで丸めることが多いようです。
ペンギンタイムカードでは、主に以下の項目で設定が可能です。

  1. 丸め対象
    • 出勤時間
    • 退勤時間
    • 休憩開始時間
    • 休憩終了時間
  2. 丸め方
    • 切り上げ
    • 切り捨て
    • 四捨五入
  3. 丸め単位
    • 5分、10分など自由に設定

丸め処理の詳細はこちらをご参照ください

残業(時間外勤務)計算

特に正社員の時間計算では残業時間の計算が必要になります。
あらかじめ曜日ごとの標準勤務時間を登録しておくと、それを超えた時間を自動集計します。

例:
標準勤務時間 9:00 – 18:00
18:20退社

この場合、残業時間20分が自動的に計算、集計されます。
月末に、残業時間に時間単価をかければ、残業代が計算できます。

朝早く来たら残業?

では8:50に来たら10分の時間外勤務になるのでしょうか?
結論は、会社の労務規定によります。朝5時にきてゆっくりコーヒーを飲まれても経営者としては時間外勤務にしたくないかもしれません。
当アプリでは、始業時間前の時間外勤務を何分まで許容するか設定できます。0分に設定すれば、始業時間前の残業は常に0分になります。

くわしくはこちらをご参照ください。

スタッフカテゴリー

正社員パート社員契約社員
ポイント大切なのは残業時間の計算大切なのは合計勤務時間の計算ケースバイケース
合計勤務時間を計算したいが、
休憩は1時間で固定、など
標準勤務時間ありなしなし?
休憩ボタン不要必要不要?

正社員

正社員は標準勤務時間が決まっており、残業時間に単価をかけて残業代を支給するのが一般的です。

ペンギンタイムカードにおいては、「総残業」列の時間が大切になってきます。

パート社員

パート社員の場合、働いた時間に単価をかけるのが一般的です。

ペンギンタイムカードにおいては、「純勤務」列の時間が大切になってきます。

契約社員など

パート社員の中には、合計勤務時間に単価をかけて給与を計算するが、休憩は1時間で固定、というようなケースもあると思います。

ペンギンタイムカードでは、休憩ボタンを表示するかどうかを設定でき、休憩ボタンを表示しない場合は自動的に1時間など決まった休憩時間を計上します。

詳細はこちらにまとめています。ご参照ください。

各スタッフに使わせる

オレンジ版では、各スタッフのアカウントを作成することができます。たとえば在宅ワークやパソコンに向かう仕事の場合、オフィスの入り口に端末を置くだけでなく、各自のパソコンやスマートフォンから入力させることもできます。

「管理画面」→「スタッフ」メニューから、該当するスタッフを選択し、「メールアドレス」を入力して招待メールを送ります。相手は承認すればログインすることができます。
スタッフは自分の名前のボタンしか表示されず、自分のデータしか見ることができません。

特殊ケースへの対応

休日出勤、午前勤務など

残業は標準勤務時間を前提に計算されますが、午前勤務、午後勤務、休日出勤などでは標準の時間が通常と異なる場合があります。

例)
通常勤務 9:00 – 18:00
午前勤務 9:00 – 13:00

上記の例では、13:30に退社した場合、残業30分を計上しなければいけません。

曜日ごとに標準時間は設定できますが、「今日は特別に午前勤務」というように都度変更することもできます。

遅刻、早退

標準勤務時間を設定した場合、遅刻、早退が自動的に計算されます。

例)
標準勤務時間 9:00 – 18:00
出勤時間 9:10

この例では遅刻10分と計上されます。
この10分を残業時間からマイナスするのか、遅刻にペナルティーを課すのか、などは企業によって異なると思います。

ペンギンタイムカードではあくまで遅刻時間だけを自動集計しますので、それに対する対応は各企業で行ってください。

なお、オレンジ版では、遅刻、早退の時間は残業時間に影響を与えません。

直行、直帰、押し忘れ

現場に直行、直帰したり、退勤ボタンを押し忘れたりした場合は、手入力できるようになっています。
各自の出退勤一覧表を開き、該当のセルをタップして入力します。

手入力した場合、時間は「赤」で表示されます。管理者が月末に確認し、赤文字が多いスタッフは気づくようにしています。

また、「ボタンをタップして入力したのか」「手入力したのか」はそれぞれ分けて記録されています。管理者は月末にそれぞれ分けて確認することができます。

できないこと

深夜を超えた勤務

当アプリでは、深夜を超えた勤務については対応しておりません。
今後対応の計画はありますが、現時点では未定です。

複数休憩

休憩が2回以上ある場合は現時点では対応しておりません。
今後のバージョンアップ計画の中に入っており、将来的に対応する予定です。